“暮春”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼしゅん55.6%
ぼしゆん44.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぽか/\した暮春ぼしゅん日光ひざしと、目にうつる紫雲英のあたたかい色は、何時しか彼をうっとりと三十余年の昔に連れ帰るのであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
曰く、暮春ぼしゅん春服既に成り、冠者かんじゃ五、六人、童子どうじ六、七人を得て、(水の上)に沿(浴)い舞雩ぶう(の下)にいたり詠じて帰らん。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
時候は立春、暮春ぼしゅん余寒よかんあたたかうらら長閑のどか日永ひながの類をいふ。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
この国土のはてに来て、この鮮かな野菜の花を見ることは。この暮春ぼしゅんと初夏との色。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
暮春ぼしゅんであるけれど、寒い日であった。
抜髪 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ああ、二人ふたり。——君よ暮春ぼしゆんの市のはえ、花に幕うち、
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
試みに「暮春ぼしゆん」の句を成すを思へ。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
暮春ぼしゆんには
偏奇館吟草 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
暮春ぼしゆん午後ごごをそこはかとしゆをばけども。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
見ぞ夢む、暮春ぼしゆんの空と、もののねと、
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)