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鞍
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ぐら
ふりがな文庫
“
鞍
(
ぐら
)” の例文
島野は一目見て驚いて呆れた。しっくりと西洋
鞍
(
ぐら
)
置いたるに胸を張って
跨
(
またが
)
ったのは、
美髯
(
びぜん
)
広額の君ではなく、一個白面の美少年。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
つれて、秘蔵の愛馬に西洋
鞍
(
ぐら
)
か何かで
松代
(
まつしろ
)
から乗り込んで来た時は、京都人は目をそばだてたものでした。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
行幸と申しても必ずしもこうではないのであるが、今日は親王がた、高官たちも皆特別に馬
鞍
(
ぐら
)
を整えて、随身、
馬副男
(
うまぞいおとこ
)
の
背丈
(
せたけ
)
までもよりそろえ、装束に風流を尽くさせてあった。
源氏物語:29 行幸
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
娘たちのなかには大好きな恋人のうしろの添え
鞍
(
ぐら
)
に乗るものもあり、その
愉
(
たの
)
しげな笑い声が
蹄
(
ひづめ
)
のぱかぱか鳴る音にまじって、しんとした森にこだましたが、それもだんだんかすかになり
スリーピー・ホローの伝説:故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より
(新字新仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
“鞍”の解説
鞍(くら)とは、人がウマに騎乗する際に用いる馬具の一種である。
(出典:Wikipedia)
鞍
漢検準1級
部首:⾰
15画
“鞍”を含む語句
鞍替
馬鞍
鞍覆
鞍馬
鞍上
鞍部
鞍馬寺
鞍下
乗鞍岳
鞍腰
空鞍
鞍山站
鞍皮
鞍壺
荷鞍
金鞍
鞍馬山
鞍掛
螺鈿鞍
鞍馬石
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