“荷鞍”の読み方と例文
読み方割合
にぐら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一日(あるひ)の事(こと)で、十八九の一人(ひとり)の少年(せうねん)、馬(うま)に打乘(うちの)り、荷鞍(にぐら)に着(つ)けた皮袋(かはぶくろ)に、銀貨(ぎんくわ)をざく/\と鳴(なら)して來(き)て、店頭(みせさき)へ翻然(ひらり)と降(お)り、さて人參(にんじん)を買(か)はうと云(い)ふ。
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
尾瀬沼の東の檜高(ひだか)山、治右衛門池の南の皿伏(さらぶせ)山、さては其名の如く双峰を対峙させた荷鞍(にぐら)山までも、皆大きな蛞蝓(なめくじ)が匐(は)ったようにのろのろしている。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
彼(かれ)は他人(たにん)に傭(やと)はれて居(ゐ)ながら、草刈(くさかり)にでも出(で)る時(とき)は手拭(てぬぐひ)と紺(こん)の單衣(ひとへもの)と三尺帶(じやくおび)とを風呂敷(ふろしき)に包(つゝ)んで馬(うま)の荷鞍(にぐら)に括(くゝ)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)