“銀貨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎんか60.0%
ぎんくわ24.0%
しろいの4.0%
シルリング4.0%
ドル4.0%
マルク4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この金貨きんかは、西にしくに金貨きんかだ。この金貨きんかは、ひがしくに金貨きんかだ。この銀貨ぎんかは、おもい。しかしこちらの銀貨ぎんかのほうは、もっと目方めかたがある。
汽船の中の父と子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
大喜おほよろこびで、其禮そのれいに、若干そこばく銀貨ぎんくわあたへやうとしたが、如何どうしてもらぬ。しひらしめたら、今度こんど重箱ぢうばこ味噌漬みそづけれてつてれた。
例の上層うえが干菓子で、下が銀貨しろいのだから、たまらないさ。紅葉もみじが散る雪が降る、座敷じゅう——の雨だろう。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
君の方で銀貨マルクを一つ空にり上げて呉れ、すると此方こつちからねらちをする。うまくあたつたら牝牛は己達おれだちのものだ。しか狙ひそくなつたら、此方こつち銀貨シルリングを一つり上げる。
「銅貨じゃ重いわ。二十銭銀貨ドルんな。」と空嘯そらうそぶきつつ小膝をち、「おっと、まだ有る。目金をかけた若い衆が、二銭の不足に五銭と払った、その三銭も返すんだよ。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
君の方で銀貨マルクを一つ空にり上げて呉れ、すると此方こつちからねらちをする。うまくあたつたら牝牛は己達おれだちのものだ。しか狙ひそくなつたら、此方こつち銀貨シルリングを一つり上げる。