“シルリング”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
80.0%
銀貨20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始めてった時報酬はと聞いたら、そうさな、とちょっと窓の外を見て、一回七シルリングじゃどうだろう。多過ぎればもっと負けても好いと云われた。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
大学の椅子さえ抛つくらいだから、七シルリングの御弟子を疎末そまつにするのは無理もない。先生の頭のなかにはこの字典が終日終夜槃桓磅礴ばんかんほうはくしているのみである。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
君の方で銀貨マルクを一つ空にり上げて呉れ、すると此方こつちからねらちをする。うまくあたつたら牝牛は己達おれだちのものだ。しか狙ひそくなつたら、此方こつち銀貨シルリングを一つり上げる。