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銀貨
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ぎんくわ
ふりがな文庫
“
銀貨
(
ぎんくわ
)” の例文
大喜
(
おほよろこ
)
びで、
其禮
(
そのれい
)
に、
若干
(
そこばく
)
の
銀貨
(
ぎんくわ
)
を
與
(
あた
)
へやうとしたが、
如何
(
どう
)
しても
取
(
と
)
らぬ。
強
(
しひ
)
て
取
(
と
)
らしめたら、
今度
(
こんど
)
は
重箱
(
ぢうばこ
)
に
味噌漬
(
みそづけ
)
を
入
(
い
)
れて
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
て
呉
(
く
)
れた。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
一日
(
あるひ
)
の
事
(
こと
)
で、十八九の
一人
(
ひとり
)
の
少年
(
せうねん
)
、
馬
(
うま
)
に
打乘
(
うちの
)
り、
荷鞍
(
にぐら
)
に
着
(
つ
)
けた
皮袋
(
かはぶくろ
)
に、
銀貨
(
ぎんくわ
)
をざく/\と
鳴
(
なら
)
して
來
(
き
)
て、
店頭
(
みせさき
)
へ
翻然
(
ひらり
)
と
降
(
お
)
り、さて
人參
(
にんじん
)
を
買
(
か
)
はうと
云
(
い
)
ふ。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
若
(
わか
)
い
下女
(
げぢよ
)
が
細君
(
さいくん
)
の
前
(
まへ
)
に
坐
(
すわ
)
つて、
釣錢
(
つりせん
)
らしい
札
(
さつ
)
と
銀貨
(
ぎんくわ
)
を
疊
(
たゝみ
)
に
並
(
なら
)
べてゐた。
主人
(
しゆじん
)
は
宗助
(
そうすけ
)
を
見
(
み
)
て
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
果敢
(
はか
)
ない
煙草入
(
たばこいれ
)
の
叺
(
かます
)
の
中
(
なか
)
を
懸念
(
けねん
)
するやうに
彼
(
かれ
)
は
數次
(
しばしば
)
覗
(
のぞ
)
いた。
陰鬱
(
いんうつ
)
な
狹
(
せま
)
い
小屋
(
こや
)
の
中
(
なか
)
で
覗
(
のぞ
)
く
叺
(
かます
)
の
底
(
そこ
)
は
闇
(
くら
)
かつた。
僅
(
わづ
)
かに
交
(
まじ
)
つた
小
(
ちひ
)
さな
白
(
しろ
)
い
銀貨
(
ぎんくわ
)
が
見
(
み
)
る
度
(
たび
)
に
彼
(
かれ
)
の
心
(
こゝろ
)
に
幾
(
いく
)
らかの
光
(
ひかり
)
を
與
(
あた
)
へた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
今
(
いま
)
三
年
(
ねん
)
の
後
(
のち
)
に
見
(
み
)
たしと
廓
(
くるわ
)
がへりの
若者
(
わかもの
)
は
申
(
まをし
)
き、
大黒屋
(
だいこくや
)
の
美登利
(
みどり
)
とて
生國
(
せいこく
)
は
紀州
(
きしう
)
、
言葉
(
ことば
)
のいさゝか
訛
(
なま
)
れるも
可愛
(
かわゆ
)
く、
第
(
だい
)
一は
切
(
き
)
れ
離
(
はな
)
れよき
氣象
(
きしやう
)
を
喜
(
よろこ
)
ばぬ
人
(
ひと
)
なし、
子供
(
こども
)
に
似合
(
にあは
)
ぬ
銀貨
(
ぎんくわ
)
入
(
い
)
れの
重
(
おも
)
きも
道理
(
だうり
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
果
(
はた
)
せる
哉
(
かな
)
、
銀貨
(
ぎんくわ
)
を
馬
(
うま
)
に
積
(
つ
)
んで
居
(
ゐ
)
るから、
金慣
(
かねな
)
れた
旦那
(
だんな
)
、
物
(
もの
)
に
動
(
どう
)
ぜぬ
番頭
(
ばんとう
)
、
生意氣盛
(
なまいきざかり
)
の
小僧
(
こぞう
)
どもまで、ホツと
云
(
い
)
つて
目
(
め
)
を
驚
(
おどろ
)
かして、
天
(
てん
)
から
降
(
ふ
)
つて
來
(
き
)
たやうに、
低頭平身
(
ていとうへいしん
)
して
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
内儀
(
かみ
)
さんはふと
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
して
少
(
すこ
)
しばかりの
銀貨
(
ぎんくわ
)
を
勘次
(
かんじ
)
の
側
(
そば
)
へ
竝
(
なら
)
べて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
高信
(
たかのぶ
)
さんが、
銀貨
(
ぎんくわ
)
を
若干
(
なにがし
)
、
先棒
(
さきばう
)
の
掌
(
てのひら
)
へポンと
握
(
にぎ
)
らせると、にこりと
額
(
ひたい
)
をうつむけた
処
(
ところ
)
を
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“銀貨”の意味
《名詞》
銀貨(ぎんか)
銀を主な成分として鋳造される貨幣。
(出典:Wiktionary)
“銀貨”の解説
銀貨(ぎんか)とは、銀を素材として作られた貨幣をいう。古来、金貨・銅貨とともに世界各地で流通した。
(出典:Wikipedia)
銀
常用漢字
小3
部首:⾦
14画
貨
常用漢字
小4
部首:⾙
11画
“銀貨”で始まる語句
銀貨入