“釣錢”のいろいろな読み方と例文
新字:釣銭
読み方割合
つり75.0%
つりせん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは五十ポンドで彼が私に拂ふ分は十五ポンドしか無いのであつた。私はお釣錢つりが無いと云つた。
「それつきりですよ。あ、さう/\、伊豆屋の虎松、相變らず乞食からお釣錢つりの來さうな風體で、朝から晩まで吾妻屋のあたりをウロウロしてゐまさア。後家のお染さんはそれを嫌がるまいことか」
わか下女げぢよ細君さいくんまへすわつて、釣錢つりせんらしいさつ銀貨ぎんくわたゝみならべてゐた。主人しゆじん宗助そうすけ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)