“鞍山站”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんざんてん66.7%
あんざんたん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鞍山站あんざんてんから一押ひとおしと思った首山堡しゅざんぽが容易に取れない。第一軍も思ったように出ることができない。雨になるか風になるかわからぬうちに、また一日二日と過ぎた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
鞍山站あんざんてんまで酒を運んだちゃんぐるまぬしを縛り上げて、道で拾った針金をふところじ込んで、軍用電信を切った嫌疑者にして、正直な憲兵をだまして引き渡してしまうなんと云う為組しくみ
鼠坂 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
あの一段高い米のかますの積み荷の上に突っ立っているのが彼奴きゃつだ。苦しくってとても歩けんから、鞍山站あんざんたんまで乗せていってくれと頼んだ。
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
「隊が鞍山站あんざんたんの向こうにいるだろうと思うんです」
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)