“鞍馬山”の読み方と例文
読み方割合
くらまやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どっちにしても、ここ二、三日のうちに果心居士かしんこじめいをはたさなければ、こんどこそ竹童、鞍馬山くらまやまからンだされるにきまっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鞍馬山くらまやま牛若丸うしわかまる天狗てんぐと剣術をやっているのがあった。その人形の色彩から何からがなんとも言えない陰惨なものである。
写生紀行 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
そのうちにて世間によく知られている話は、源義経が幼少のころ、鞍馬山くらまやまに入りて僧正坊と申す天狗に遇い、剣術を授かりたりといえる怪談である。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)