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くらまやま
ふりがな文庫
“
鞍馬山
(
くらまやま
)” の例文
どっちにしても、ここ二、三日のうちに
果心居士
(
かしんこじ
)
の
命
(
めい
)
をはたさなければ、こんどこそ竹童、
鞍馬山
(
くらまやま
)
から
追
(
お
)
ンだされるにきまっている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鞍馬山
(
くらまやま
)
で
牛若丸
(
うしわかまる
)
が
天狗
(
てんぐ
)
と剣術をやっているのがあった。その人形の色彩から何からがなんとも言えない陰惨なものである。
写生紀行
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
そのうちにて世間によく知られている話は、源義経が幼少のころ、
鞍馬山
(
くらまやま
)
に入りて僧正坊と申す天狗に遇い、剣術を授かりたりといえる怪談である。
迷信解
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
久しく江戸に出たといううわさを聞かなかったが、陽気にうかれて二、三匹
鞍馬山
(
くらまやま
)
からでも迷い出たんでしょうかね
右門捕物帖:15 京人形大尽
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
鞍馬山
(
くらまやま
)
のおくに
僧正
(
そうじょう
)
ガ
谷
(
たに
)
という谷があります。
松
(
まつ
)
や
杉
(
すぎ
)
が
茂
(
しげ
)
っていて、
昼
(
ひる
)
も日の
光
(
ひかり
)
がささないような
所
(
ところ
)
でした。
牛若と弁慶
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
かの御母堂などはどこへ出しても恥ずかしからぬ鼻——
鞍馬山
(
くらまやま
)
で展覧会があっても恐らく一等賞だろうと思われるくらいな鼻を所有していらせられますが、悲しいかなあれは眼、口
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
武州
(
ぶしゅう
)
高尾
(
たかお
)
の
峰
(
みね
)
から、京は
鞍馬山
(
くらまやま
)
の
僧正谷
(
そうじょうがたに
)
まで、たッた半日でとんでかえったおもしろい旅の
味
(
あじ
)
を、
竹童
(
ちくどう
)
はとても忘れることができない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いいながらむちでたたくまねをすると、いかさま二匹のくまはのっそりのっそりと立ち上がって、いとも器用に
鞍馬山
(
くらまやま
)
の牛若丸を思わすような剣術の型を使いました。
右門捕物帖:10 耳のない浪人
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
といわれるにちがいないと
思
(
おも
)
って、ある
日
(
ひ
)
そっと
鞍馬山
(
くらまやま
)
を
下
(
お
)
りて
京都
(
きょうと
)
へ出ました。
牛若と弁慶
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ぎい……とふいに、
白旗
(
しらはた
)
の
宮
(
みや
)
の
狐格子
(
きつねごうし
)
がなかからあいた。そして、むっくり姿をあらわしたのは、なんのこと、
鞍馬山
(
くらまやま
)
の
竹童
(
ちくどう
)
であった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それで
今若
(
いまわか
)
と
乙若
(
おとわか
)
とは
命
(
いのち
)
だけは
助
(
たす
)
かって、お
寺
(
てら
)
へやられました。
牛若
(
うしわか
)
はまだお
乳
(
ちち
)
を
飲
(
の
)
んでいるので、おかあさんのそばにいることを
許
(
ゆる
)
されましたが、これも七つになると
鞍馬山
(
くらまやま
)
のお
寺
(
てら
)
へやられました。
牛若と弁慶
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
“鞍馬山”の解説
馬鞍山
鞍馬山(くらまやま)は、京都府京都市左京区にある山。標高584m。東を鞍馬川、西を貴船川に挟まれた尾根が南北に連なる。
(出典:Wikipedia)
鞍
漢検準1級
部首:⾰
15画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“鞍馬山”で始まる語句
鞍馬山霊