“鞍覆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くらおお33.3%
くらおおい33.3%
くらおひ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほんとうは、台所椅子の上に古い馬の鞍覆くらおおいをかけて、その上にすわっているのよ。でも、あなたはしょっちゅう訴訟のことばかり考えていなきゃならないの?」
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
茂朝は、馬の鞍覆くらおおいに包んで抱えていた光秀の首級しゅきゅうを彼に示し、暗然と面をそむけた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
制しながら來るに程なく正使せいし御目付代御使番高二千石松平縫殿頭殿先箱さきばこ赤熊しやくま二本道具徒士かち小姓こしやう馬廻り持槍は片鎌の黒羅紗長柄ながえ簑箱みのばこ對箱つゐばこ草履取引馬鞍覆くらおひは黒羅紗丸につた紋所もんどころ引續いて公用人給人其外上下七八十人萬石以上の格式かくしきなり副使ふくしは御勘定梶川庄右衞門殿槍挾箱長柄其外引揃へ行列正しく通行あるに藤八は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)