“赤熊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃぐま66.7%
しやくま16.7%
しやぐま16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女中が浴衣を抱え、おとのさんという赤熊しゃぐまのような縮れ毛をした、ブルドック型の色の黒いお附女中が、七ツ道具を金盥かなだらいへ入れて捧げてゆく。
制しながら來るに程なく正使せいし御目付代御使番高二千石松平縫殿頭殿先箱さきばこ赤熊しやくま二本道具徒士かち小姓こしやう馬廻り持槍は片鎌の黒羅紗長柄ながえ簑箱みのばこ對箱つゐばこ草履取引馬鞍覆くらおひは黒羅紗丸につた紋所もんどころ引續いて公用人給人其外上下七八十人萬石以上の格式かくしきなり副使ふくしは御勘定梶川庄右衞門殿槍挾箱長柄其外引揃へ行列正しく通行あるに藤八は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うしろには綿わたあつい、ふつくりした、竪縞たてじまのちやん/\をた、鬱金木綿うこんもめんうらえて襟脚えりあしゆきのやう、艶氣つやけのない、赤熊しやぐまのやうな、ばさ/\した、あまるほどあるのを天神てんじんつて
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)