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赤熊
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しゃぐま
ふりがな文庫
“
赤熊
(
しゃぐま
)” の例文
女中が浴衣を抱え、おとのさんという
赤熊
(
しゃぐま
)
のような縮れ毛をした、ブルドック型の色の黒いお附女中が、七ツ道具を
金盥
(
かなだらい
)
へ入れて捧げてゆく。
旧聞日本橋:23 鉄くそぶとり(続旧聞日本橋・その二)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「ねえ、牧野さん。これが
島田
(
しまだ
)
に
結
(
ゆ
)
っていたとか、
赤熊
(
しゃぐま
)
に結っていたとか云うんなら、こうも違っちゃ見えまいがね、何しろ以前が以前だから、——」
奇怪な再会
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
燃ゆる
赤熊
(
しゃぐま
)
の帽子を着た鳥取藩の士官が空地へ現れた。士官が、何か合図すると、大工たちは一つの獄門台を、三人で担ぎながら、寺の方へ近づいて来た。
乱世
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
背
(
うしろ
)
には
綿
(
わた
)
の厚い、ふっくりした、
竪縞
(
たてじま
)
のちゃんちゃんを着た、
鬱金木綿
(
うこんもめん
)
の裏が見えて
襟脚
(
えりあし
)
が雪のよう、
艶気
(
つやけ
)
のない、
赤熊
(
しゃぐま
)
のような、ばさばさした、余るほどあるのを
天神
(
てんじん
)
に
結
(
ゆ
)
って
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
熊
常用漢字
小4
部首:⽕
14画
“赤熊”で始まる語句
赤熊百合