“ほのくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仄暗64.3%
微暗14.3%
仄闇7.1%
幽暗7.1%
微闇7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
師父ブラウンが仄暗ほのくら樹苑じゅえんを通って城影じょうえいの下に来た時、空には厚雲あつぐもがかぶさり、大気は湿っぽく雷鳴が催していた。
兼ての手筈てはずに女の来てちよつとこちらへと案内するは、同じ二階の四畳半に網行燈あみあんどう微暗ほのくらく、の少き土地とて蚊幮かやらねど、布団ふとん一つに枕二つ、こりや場所が違ひませうと
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
日は傾けり、仄闇ほのくらき空は地上の生物をその勞苦より釋けり、たゞ我ひとり 一—三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
……幽暗ほのくら路次ろじ黄昏たそがれいろは、いま其処そことほごとに、我等われら最初さいしよ握手あくしゆの、如何いか幸福かうふくなりしかをかた申候まをしそろ貴女きぢよわすたまはざるべし、其時そのとき我等われら秘密ひみつてらせるたゞ一つの軒燈けんとうひかりを……
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
微闇ほのくらき空いかばかり
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)