“いうあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幽暗50.0%
幽闇50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母が雨戸を二三枚引いたので、そこには昼乍らうすら寒い幽暗いうあんがあつた。暗い襖、すゝびた柱、くすんだ壁、それらの境界もはつきりしない処に、何だかぼんやりした大きな者が、眼を瞑つて待つてゐる。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
長雨ながあめぞらの幽闇いうあんうなづらにぶ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)