トップ
>
射込
ふりがな文庫
“射込”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さしこ
64.3%
いこ
35.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さしこ
(逆引き)
重
(
かさな
)
り合つた薄暗い木立の間には、其處までも烈しく
射込
(
さしこ
)
む日の光が、風の來る
度
(
た
)
び動搖する影と光との何とも云へぬ美しい網目の模樣を作つて居る。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
決
(
けつ
)
して超凡の人では無い………としたら、
北側
(
きたがわ
)
のスリガラスの
天井
(
てんじやう
)
から
射込
(
さしこ
)
む柔かな光線………何方かと謂へばノンドリした
薄柔
(
うすぐら
)
い
光
(
ひかり
)
で、若い女の裸體を見てゐて
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
射込(さしこ)の例文をもっと
(9作品)
見る
いこ
(逆引き)
横に落した紫の傘には、あの
紫苑
(
しおん
)
に来る、
黄金色
(
こがねいろ
)
の昆虫の
翼
(
つばさ
)
の如き、
煌々
(
きらきら
)
した日の光が
射込
(
いこ
)
んで、草に輝くばかりに見える。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それをお浪が知っていようはずは無いが、雁坂を越えて
云々
(
しかじか
)
と云い
中
(
あて
)
られたので、
突然
(
いきなり
)
に
鋭
(
するど
)
い矢を胸の
真正中
(
まっただなか
)
に
射込
(
いこ
)
まれたような気がして驚いたのである。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
射込(いこ)の例文をもっと
(5作品)
見る
射
常用漢字
小6
部首:⼨
10画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“射”で始まる語句
射
射殺
射手
射貫
射出
射干
射落
射竦
射水
射抜
“射込”のふりがなが多い著者
押川春浪
三島霜川
永井壮吉
永井荷風
幸田露伴
泉鏡花
楠山正雄
久生十蘭
野村胡堂