“射手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いて78.9%
しやしゆ10.5%
いで5.3%
イテ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『砲術調練中の過失じゃ。鳥打峠の岩鼻をまとに狙撃しておっただまが、射手いての未熟のため、こんな所へ落下した。——許されよ。御浪士』
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また陽州やうしうえきに、顏息がんそくといへる名譽めいよ射手しやしゆてきまゆつ。退しりぞいていはく、我無勇われゆうなしれのこゝろざしてねらへるものを、とこと左傳さでんゆとぞ。じゆつや、無勇ゆうなきり。
術三則 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
木曽の須原すはらには、射手いでの弥陀堂というのがありました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
正月十七日の射礼ジヤライに、豊楽殿ブラクデンの庭上、射手イテを呼び出す人の控へる座の南一丈の処に、其日、夜の引き明けから樹てられる二種の立て物がある。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)