“いて”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イテ
語句割合
48.4%
射手24.2%
16.1%
4.8%
氷結3.2%
凍寒1.6%
1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冷かし損ねて買って、見せびらかしに来たんだもの——忘れるものか。いてえや——親分。そんなにのどを締めたって、あとは何にも知らねエよ
車上の射手いては、すわとばかり狙いを定めた。銃口の向う所は、アア……アパートの二階の明智の部屋だ。そこの窓に映った名探偵の黒い影だ。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
時は一げつすゑ、雪と氷にうづもれて、川さへ大方姿を隠した北海道を西から東に横断して、ついて見ると、華氏零下二十—三十度といふ空気もいてたやうな朝が毎日続いた。氷つた天、氷つた土。
弓町より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
いてたつ泥をほとほとと、 かまちにけりて支店長
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
春にいたれば寒気地中より氷結いてあがる。その力いしずへをあげてえんそらし、あるひは踏石ふみいしをも持あぐる。冬はいかほどかんずるともかゝる事なし。さればこそ雪も春はこほりそりをもつかふなれ。
というのはもうかなり厳しい凍寒いてが襲来して、しかもそれがいよいよはなはだしくなりそうな脅威を感じさせていたからである。
外套 (新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
こうやっていててつくづく自分もいろいろの生活で、こなせるようになって来ていると感じ直します、つまり苦労して来たのだな、と思いかえすようなところがあります。