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凍
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いて
ふりがな文庫
“
凍
(
いて
)” の例文
されどすがたはさらに見せず、なきやみてのち七人のものおそる/\ちかくなきつる所にいたりて見るに、
凍
(
いて
)
たる雪に
踏
(
ふみ
)
入れたる猫の
足跡
(
あしあと
)
あり、大さつねの丸盆ほどありしとかたりき。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
時は一
月
(
げつ
)
末
(
すゑ
)
、雪と氷に
埋
(
うづ
)
もれて、川さへ大方姿を隠した北海道を西から東に横断して、
着
(
つい
)
て見ると、華氏零下二十—三十度といふ空気も
凍
(
いて
)
たやうな朝が毎日続いた。氷つた天、氷つた土。
弓町より
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
凍
(
いて
)
つくやうな風が吹き上げる
縞羅紗
(
しまらしや
)
の外套を、
緊
(
しつ
)
かと身に引きしめてゐられるのや、私たちが心を引き立てゝ、先生の云はれる「勇敢な兵士」の如く、前進するやうに、訓言や、たとへ
噺
(
ばなし
)
などで
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
昼ながらいまだ
凍
(
いて
)
たる岨の隈つくづく踏めば草もみぢ濃き
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
霜さむく、
圧
(
お
)
しくる
闇
(
やみ
)
の気の
凍
(
いて
)
に
霜夜
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
▼ もっと見る
凍
(
いて
)
やしぬ人転びつる夜の音 鷺喬
俳句とはどんなものか
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
時は一月末、雪と氷に埋もれて、川さえおおかた姿を隠した北海道を西から東に横断して、着てみると、
華氏
(
かし
)
零下二十—三十度という空気も
凍
(
いて
)
たような朝が毎日続いた。氷った天、氷った土。
弓町より
(新字新仮名)
/
石川啄木
(著)
霜の
凍
(
いて
)
昼もきびしき草の葉にハトロン紙敷きてゆで卵食ふ
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
今宵
(
こよい
)
はもよろしき
凍
(
いて
)
や豆腐
吊
(
つ
)
る
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
三和土
(
たたき
)
の
凍
(
いて
)
きびしかも
夫鳥
(
つまどり
)
の雄鴨死にせり雌の鴨もいづれ
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
三和土
(
たたき
)
の
凍
(
いて
)
きびしかも
夫鳥
(
つまどり
)
の雄鴨死にせり雌の鴨もいづれ
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
凍
常用漢字
中学
部首:⼎
10画
“凍”を含む語句
凍死
冷凍
凍結
凍傷
凍雪
下凍
凍豆腐
夕凍
凍土
凝凍
凍着
凍原
朝凍
凍上
凍蝶
凍天
上凍
冷凍球
凍雲
霜凍
...