“華氏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かし66.7%
かっし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中央気象台の報告によると、ある日の最高温度は華氏かし百二十度であった。摂氏せっしでなくて幸福である。
死の接吻 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
時は一月末、雪と氷に埋もれて、川さえおおかた姿を隠した北海道を西から東に横断して、着てみると、華氏かし零下二十—三十度という空気もいてたような朝が毎日続いた。氷った天、氷った土。
弓町より (新字新仮名) / 石川啄木(著)
しかも河童は皮膚の下によほど厚い脂肪を持っているとみえ、この地下の国の温度は比較的低いのにもかかわらず、(平均華氏かっし五十度前後です。)着物というものを知らずにいるのです。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)