『霜夜』
夜はくだつ十一時、 霜さむく、圧しくる闇の気の凍に、 舞ひ疲れては黄塵も しくしくと泣き湿り、 侘寝すらし。 色褪めし達摩像、 はた古りし徳利のやうに、つくねんと、 屑本のちりばふ中に 頸ほそう客を待つ 男、女 煤けたる帆木綿に 一品と文字 …
著者 | 末吉安持 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
女
若衆
凍
一品
黄塵
後方
来
恋
巡査
声
鮭
褪
遠
音
男
煤
中
客
文字
舞
侘寝
鳴
圧
頸
闇
鍋焼
寂
辻占
小走
薪
落
屑本
色
疲
番
町
待
物
徳利
炭俵
灯
火
濁水
湿
河岸
忍
曇
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