“一品”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとしな59.0%
いっぽん25.6%
いっぴん7.7%
いつひん2.6%
いつぴん2.6%
いつぽん2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風呂敷には、もう一品(ひとしな)——小さな袖姿見(てかがみ)があった。もっとも八つ花形でもなければ柳鵲(りゅうじゃく)の装(よそおい)があるのでもない。単(ひとえ)に、円形の姿見(かがみ)である。
或時宜秌門(ぎしゅうもん)の女院が中宮で一品(いっぽん)の宮を御懐妊の時に、法然は御戒の師に召され、公胤は御導師としてまいり合せたことがあった。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「うん旨けりゃそれでいい訳だ。しかしその旨さが十銭均一の一品(いっぴん)料理と同(おん)なじ事だと云って聞かせたら亭主も泣くだろうじゃないか」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
女魚(めな)の大なるには鮞(はらゝご)一升もあり、小なるは三四合にすぎず。江戸に多くもてあつかふ塩引(しほびき)と唱(しやう)するは鰺鮏(あぢさけ)とて、越後の鮏とは一品(いつひん)別種(べつしゆ)なる物なりと、或物産家(あるぶつさんか)のいへり。
一品(いつぴん)と文字(もじ)も寂(さび)しく、灯(ひ)は曇(くも)り
霜夜 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
将門の事を考ふるに当つて、先づ一寸其の家系と親族等を調べて見ると、ざつと是の如くなのである。桓武天皇様の御子に葛原(かづらはら)親王と申す一品(いつぽん)式部卿の宮がおはした。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)