“豊楽殿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうらくでん66.7%
ブラクデン33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな雨もりだらけな屋根の下で、年じゅう、芋粥いもがゆ稗飯ひえいいばかりをかみつぶし、秋といっても、月見の御宴ぎょえんに伺えるではなし、春が来ても、豊楽殿ほうらくでんのお花見などは、他人のこと。
「さあ、豊楽殿ほうらくでんの、おん酒宴さかもりとしようぜ」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正月十七日の射礼ジヤライに、豊楽殿ブラクデンの庭上、射手イテを呼び出す人の控へる座の南一丈の処に、其日、夜の引き明けから樹てられる二種の立て物がある。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)