“豊楽院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶらくゐん50.0%
ブラクヰン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何でも豊楽院ぶらくゐんの古狐は、女に化けると云ふ事だが、きつとあの狐に化かされたのは、こんな気がするのに違ひない。同じ狐でも奈良坂の狐は、三抱みかかへもあらうと云ふ杉の木に化ける。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
たとへば、ある神に属する神楽は、応天門——勿論朱雀門を過ぎて——豊楽院ブラクヰンの後房なる清暑堂に入り来つたとも考へられる。此歴史を守つたのが、清暑堂の御神楽となつた。