“屋根裏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やねうら88.9%
マンサルド11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梯子段はしごだんの二三段を一躍ひととびに駈上かけあがつて人込ひとごみの中に割込わりこむと、床板ゆかいたなゝめになつた低い屋根裏やねうら大向おほむかうは大きな船の底へでもりたやうな心持こゝろもち
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
四階のてっぺんに上がって、ドアをたたくことなしに親方はすぐ前のドアをおし開けて、穀物倉こくもつぐらのような大きな屋根裏やねうら部屋へやにはいった。
これはわたしの知つて居る若い詩人のパウルが大学を卒業して阿弗利加に居る父親の処へ行く時、七年の間の屋根裏マンサルドの生活を止めたので作つた詩ですわ。
素描 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
しかし僕も屋根裏マンサルドまで昇れば引返すかも知れない。
素描 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)