“御嶽遙拝所”の読み方と例文
読み方割合
おんたけようはいじょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後の山林事件の成り行きも心にかかって、鳥居峠まで行った時、彼はあの御嶽遙拝所おんたけようはいじょの立つ峠の上の高い位置から木曾谷の方を振り返って見た。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
前途の遠さは曲がりくねった坂道に行き悩んだ時よりも、かえってその高い峠の上に御嶽遙拝所おんたけようはいじょなぞを見つけた時にあった。そこは木曾川の上流とも別れて行くところだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)