“北近江”の読み方と例文
読み方割合
きたおうみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこから小手をかざしてみると、うッすらとした昼霞ひるがすみのあなたに、若狭わかさ三国山みくにやま敦賀つるが乗鞍のりくら北近江きたおうみの山々などがまゆにせっしてそびえている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「もとよりだろう。北近江きたおうみ六郡、あわせて三十九万石の本城支城が、そう将棋だおしに陥ちるはずはない」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
藤吉郎秀吉ひでよしは、北近江きたおうみ小谷おだにの城から一小隊の部下と、小荷駄こにだすこしをひきいて、きょう岐阜に着いた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)