“近江守”の読み方と例文
読み方割合
おうみのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まず柳沢吉保を筆頭に、牧野備後守まきのびんごのかみ松平右京太夫まつだいらうきょうだゆう稲垣対馬守いながきつしまのかみ、そして格は下がるが、荻原近江守おうみのかみもそのひとりだという。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『江都名家詩選』の巻頭に置かれた名家は岡本花亭である。花亭は御鎗おやり奉行岡本近江守おうみのかみの雅号である。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
五節の舞い姫は皆とどまって宮中の奉仕をするようとの仰せであったが、いったんは皆退出させて、近江守おうみのかみのは唐崎からさき、摂津守の子は浪速なにわはらいをさせたいと願って自宅へ帰った。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)