“一益”の読み方と例文
読み方割合
かずます100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滝川一益かずます、丹羽長秀、明智光秀——そして筒井順慶つついじゅんけいなどの援軍およそ二万が、京都を発して播州へ着いたのは、もう五月の初めだった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
織田家の宿将たる柴田勝家や滝川一益かずますは、心中甚だ平かでない。やがて勝家は、しづたけで秀吉と戦つたが惨敗し、越前の北庄きたのしやうの本城に逃げこみ、遂に滅亡した。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
信長からのお迎えとして、ここまで人数をひいて出向いていた名代役は、林佐渡、滝川一益かずます菅谷すがや九郎右衛門の三重臣であった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)