“滝川一益”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たきがわかずます90.0%
たきがはかずます10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち、伊勢いせ滝川一益たきがわかずますをうった秀吉ひでよしが、さらにその余勢よせいをもって、北国の柴田軍しばたぐんと、天下てんか迎戦げいせんをこころみたのである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老獪ろうかいにして経験ふかき信玄の戦術は、まだわかき家康の敵すべきところではなかった。援軍の将佐久間信盛さくまのぶもりまず敗れ、おなじく滝川一益たきがわかずますも戦場を捨てた。
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
滝川一益たきがはかずますは、甲州征伐に立派な手柄を立てました。その褒美として、自分では信長所持の茶入小茄子こなすを拝領しようと望んでゐましたのに、その沙汰はなくて、上州厩橋うまやばしに封ぜられました。
小壺狩 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)