“深谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふかや44.4%
しんこく38.9%
ふかだに16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここにこし達磨だるまのことも言い添えておくべきでしょうか。木型きがたを用い、紙で作ります。この県の唯一の窯場かまば深谷ふかやであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
四方を見れば寂然じゃくねんとして深谷しんこくの中にある思い、風もないから木も動かぬ、日の光が、照すのでなくのぞくようにとろりとしている。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
きけばそのじいさんは深谷ふかだにひとで、ごんごろがねがこんど献納けんのうされるときいて、おわかれにたのだそうだ。乳母車うばぐるまをおしてたのはじいさんの息子むすこさんだった。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)