“ふかや”の漢字の書き方と例文
語句割合
深谷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高島田に花笄はなこうがいの、盛装した嫁入姿の窈窕ようちょうたる淑女が、その嫁御寮に似もつかぬ、卑しげなけんのある女親まじりに、七八人の附添とともに、深谷ふかや駅から同じ室に乗組んで
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
値段をきめて、深谷ふかやまで二里二十七町の丁場ちょうばを、ともかく馬に乗ることにきめました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼等のうちに、種々なつまらないことばかりを知ってる深谷ふかやという男がいて、姓名判断をしてやるというので、皆の姓名を順々に聴きただしていって、しまいにお清へまで及んでいった。
反抗 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)