“丁場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうば87.5%
ちやうば12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて葉子は車の丁場ちょうばで、園田のところへ使いを頼むつもりで、出て行ったあとで、庸三はあらゆる理由を抜きにしても
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
つぎの停車駅ていしゃえきまでは、やく一時間もかかる。全線ぜんせんで一ばん長い丁場ちょうばだった。日記をつけてしまうと、することもなくなったので、まどから暗い外をすかして見た。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
浪人夫婦は聞て大いに驚き然すれば渠等かれらかねて聞たる護摩ごまはひとか云へる惡漢わるものならん是は如何せんと當惑たうわくの折から一人の駕籠舁は彼浪人かのらうにんに向ひオイ御侍士おさふらひ先刻さつき熊谷の茶屋から四里八丁の丁場ちやうば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)