“一丁場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっちょうば50.0%
ひとちょうば50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはまったく時宜に適した処置で、馬どもはまるで一丁場いっちょうばも息もつかずに駈けつけたように、びっしょり汗をかいていたのである。彼はちょっと馬を休ませた。
間は稲荷山いなりやまただ一丁場ひとちょうばだけれども、線路が上りで、進行が緩い処へ、乗客が急に少く、二人三人と数えるばかり、おおきな木の葉がぱらりと落ちたようであるから、掻合かきあわす外套がいとうそで
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)