“大岳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいがく57.1%
おおたけ28.6%
おおだけ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わけて、こがらしの吹きすさぶ夜は、大岳たいがくの木の葉が、御簾ぎょれんのあたりを打ッて、ともしのささえようすらないのであった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここらあたりにもまた沢山たくさんの湯がわいておる。湯坪ゆつぼという村にはすじ湯、大岳おおたけ地獄、疥癬ひぜん湯、河原の湯、田野たのという村には星生ほっしょうの湯、中野の湯、かんの地獄、うけくち温泉というのがある。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
明日あしたはまた、奥の院まで、大岳おおだけを登らねばなるまいが、余りおそくならぬうちに戻って眠れよ」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)