“おおたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大岳40.0%
大竹40.0%
大茸20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千九百六十米突メートルの白岩山がある。二千十八米突の雲取山がある。それから武州御岳との間に、甲斐かいの飛竜、前飛竜がある。御前と大岳おおたけを前立てにして、例の大菩薩連嶺が悠久に横たわる。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
うしろのたきの上でだれさけんでいる。大竹おおたけだ。「おら荷物にもついてきたがらこっちがら行ぐ。」
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それでも時たまその松が、鹿しかでも水を飲みに来るせいか、まばらいている所には不気味なほど赤い大茸おおたけが、薄暗い中に簇々そうそうむらがっている朽木も見えた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)