“木隠龍太郎”の読み方と例文
読み方割合
こがくれりゅうたろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小太刀こだちをとっては、伊那丸いなまるはふしぎな天才児である。木隠龍太郎こがくれりゅうたろうも戒刀の名人、しかも隠形おんぎょうの術からえた身のかるさも、そなえている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
床几しょうぎにかけて、茶をすすっていた木隠龍太郎こがくれりゅうたろうは、それを聞くと、道づれの小文治こぶんじをかえりみながら、にわかにツイと立ちあがった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木隠龍太郎こがくれりゅうたろうも竹童も、そのことばにびっくりしてふりかえると、石投げをしていた蛾次郎がじろうがいつかのっそりそこに立っていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)