“巨巌”のいろいろな読み方と例文
旧字:巨巖
読み方割合
きょがん66.7%
おおいわ22.2%
きよがん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
押しのけようとして手を掛けた岩が、千貫もある巨巌きょがんだとわかったときのような、重くるしく、やりきれない気分におそわれたのであった。
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
何しろ真夜半だ。かわやくのに、裏階子うらばしごを下りると、これが、頑丈な事は、巨巌おおいわ斫開きりひらいたようです。下りると、片側に座敷が五つばかり並んで、向うの端だけ客が泊ったらしい。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もとより幾処いくところにもはしがある。みな大木たいぼくかゝり、巨巌きよがんはだへ穿うがつ。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)