“獲物嚢”の読み方と例文
読み方割合
えものぶくろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、一日じゅう、二匹の兎と、五羽の鷓鴣しゃことをかついで廻るようなことがある。彼は獲物嚢えものぶくろかわの下へ、あるいは手を、あるいはハンケチを差し込んで肩の痛みを休める。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
それに、彼は獲物嚢えものぶくろのカクシの中に、焼酎しょうちゅうびんをもっている。それを、ごくりごくり、彼ひとりで、あらまし飲んでしまう。ルピック氏は、猟に夢中で、請求せいきゅうするのを忘れているからだ。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)