“瓶花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はな40.0%
へいか40.0%
いけばな20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其妻が徳川時代の分限者ぶげんしゃ洒落しゃれれた女房にょうぼのように、わたしゃ此の家の床柱、瓶花はなは勝手にささしゃんせ、と澄ましかえって居てくれたなら論は無かったのだが、然様そうはいかなかった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
秘園の春は浅く、帳裡ちょうり瓶花へいかはまだ紅唇こうしんもかたい。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こはきだごとに瓶花いけばな、盆栽の檸檬リモネ樹を据ゑたればなり。階の際なる兵は肩銃の禮を施しつ。「リフレア」着飾りたるしもべは堂に滿ちたり。フランチエスカの君はまばゆきまで美かりき。