“ほたり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
二人50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大気都姫はとうとう食事の度に、彼と同じさらほたりを、犬の前にも並べるようになった。彼はにがい顔をして、一度は犬をい払おうとした。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
今はの火も、ほたりの酒も、乃至ないし寝床の桃の花も、ことごとくいまわしい腐敗のにおいに充満しているとしか思われなかった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それからさらだのほたりだのが粉微塵こなみじんに砕ける音、——今まで笑い声に満ちていた洞穴ほらあなの中も、一しきりはまるで嵐のような、混乱の底に投げこまれてしまった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
林「成程どうも…しかしおけくさんはわし二人ほたり差向さしもかいでは酒を飲まねえと思いやすよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)