“銀瓶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎんびん71.4%
ぎんがめ14.3%
ぎんぺい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、奥畑が何か話しかけたそうにするのを避けて次の間へ行き、お春が煮かけていた重湯の土鍋どなべをおろして銀瓶ぎんびんを掛け、それが沸くのを待って茶を入れた。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
一つの銀瓶ぎんがめを手に捧げています。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鼎形かなへがたの瓶かけに銀瓶ぎんぺいの湯のたぎる音を聽きつゝ、前面の淀川からお城の角櫓すみやぐらの白壁までを見渡したガラス障子越しの眺めに感心して、道臣は直ぐ自分の家にもガラス障子をめたのである。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)