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貘
ふりがな文庫
“貘”の読み方と例文
読み方
割合
ばく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばく
(逆引き)
人の夢をも食う
貘
(
ばく
)
のような一世の美婦人が生れ出て、後醍醐の深宮に住み、皇太子の生母として威をふるッていたのである。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「この野郎、云うにこと欠いては組の若い者が全滅たあなんだ、
貘
(
ばく
)
がおとといの夢を吐きゃあしめえし、
途轍
(
とてつ
)
もねえことをほざくと向う
脛
(
ずね
)
をかっ払うぞ」
初午試合討ち
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「東京堂へいくと、詩集がたくさんありましてね。そこで、ぼくが、最初に買ったのが、
貘
(
ばく
)
さんの詩集なんですよ。山之口貘。——って、感慨ぶかそうにいうんだよ」
日めくり
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
貘(ばく)の例文をもっと
(6作品)
見る
“貘”の意味
《名詞》
奇蹄目バク科の総称
伝説上の生き物で体は熊、鼻は象、目は犀、尾は牛、足は虎に似いていて日本においては人の夢を食べるとされる。
(出典:Wiktionary)
貘
漢検1級
部首:⾘
17画
“貘”のふりがなが多い著者
壺井栄
幸田露伴
薄田泣菫
吉川英治
山本周五郎
太宰治