“人事不省”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんじふせい96.2%
ひとごこちなく3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまパイ軍曹は、叱りとばすどころではなく、人事不省じんじふせいにおちいっていたのは、ピート一等兵のため、はなはだ幸運であった。
地底戦車の怪人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
同仁どうじん病院長山井博士の説によれば、忍野氏は昨夏脳溢血のういっけつわずらい、三日間人事不省じんじふせいなりしより、爾来じらい多少精神に異常を呈せるものならんと言う。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
鳥旦那の、凍えて人事不省ひとごこちなくなったのを助け出した、行列であった。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)