“不人情”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふにんじょう50.0%
ふにんじやう37.5%
ふにんじよう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平常ふだん、かわいがっていながら、ペスが、犬殺いぬころしに、つれられていったとっても、もらいにいってやらぬというのは、なんたる不人情ふにんじょうなことだろう。
ペスをさがしに (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしちかものとなるとこと/″\不人情ふにんじやうるのであらうか、みぎいてもひだりいてもたのもしいかほをしてるは一人ひとりい、あゝいやことだとてばちになりまして
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あしかけ三ねんながあいだ松島まつしまさまがれほどつくしてくだされたとおぼしめす、わたしでさへなみだがこぼれるほどうれしきにおまへさまはいしか、さりとは不人情ふにんじようと申ものなり
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)