“ふにんじょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
不人情100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしが、おまえを自由じゆうにしてやったのではないか。そのときの約束やくそくをすっかりわすれてしまって、わたしをどこへかとしてしまうとは、まことに不人情ふにんじょうはなしだ。
風船球の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おとこ乞食こじきは、自分じぶんたちに、不人情ふにんじょうであったまちをうらめしそうに、いくたびもかえりながら、つかれたあしをひきずって、とぼとぼと、またとおみちあるいて、ほかのまちをさしていったのであります。
塩を載せた船 (新字新仮名) / 小川未明(著)