“のうみそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脳味噌65.0%
脳漿20.0%
腦味噌10.0%
脳髄5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助から見ると、此青年のあたまは、うし脳味噌のうみそで一杯詰つてゐるとしか考へられないのである。はなしをすると、平民のとほる大通りを半町位しかいてない。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
父親の牛九郎の方は仰臥あおむけしたまま、禿上った前額部の眉の上を横筋違よこすじかいに耳の近くまでザックリと割られて、にわとりの内臓みたような脳漿のうみそがハミ出している。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
腦味噌のうみそいためぬ算段さんだんばかり
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
毛の付いた皮肌かわ饂飩うどんのような脳髄のうみそ、人参みたいな肉の片などがそこら中に飛び散って、元結もとゆいで巻いた髷の根が屍骸の手の先に転がっていたりした。