“のうしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脳漿86.7%
濃粧6.7%
膿腫3.3%
農商3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
設計は武田博士、鋼鉄は本多博士、この世界的二大学者の脳漿のうしょうのかたまりが、はえある『最上』『三隈』『吉野』『千種』だ!
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
いつみても、臙脂えんじいろの毒の花に、甘粘あまねばい蜜をたたえているようなおえんは、湯上がりの濃粧のうしょう籠行燈かごあんどんに浮き立たせて、ひじかけ窓から、前の小六を流しめに見ていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
時候も秋涼に向かえるおりから、熱は次第に下り、経過よく、膿腫のうしょううれいもなくて、すでに一月あまり過ぎし今日きょうこのごろは、なお幾分の痛みをば覚ゆれど
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
王さまのすぐ下の裁判官さいばんかんの子もありましたし農商のうしょう大臣だいじんの子もました。また毎年じぶんの土地から十こく香油こうゆさえ長者ちょうじゃのいちばん目の子も居たのです。