“のうしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
農商50.0%
腦漿25.0%
膿傷25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そりは作りやすき物ゆゑ、おほかたは農商のうしやう家毎いへごとに是をたくはふ。さればのするものによりて大小品々あれども作りやうは皆同じやうなり、名も又おなし。たゞ大なるを里俗に修羅しゆらといふ、大石大木をのするなり。
くして翌朝よくあさ起出おきいでたときには、のう爽快さうくわいなることぬぐへるかゞみごとく、みがけるたまごとく、腦漿のうしやう透明たうめいであるかのやうかんじるので、きはめて愉快ゆくわい其日そのひ業務げふむれるのである。
鼠蹊部そけいぶの上に膿傷のうしやうが出来て、どうにも手術をして、排膿用のゴム管をし込まなければならなくなり、非常の容態になつたが、邦子はじいつと病気に耐へて手術もしないで
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)