“鼠蹊部”の読み方と例文
読み方割合
そけいぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処そこは人間の鼠蹊部そけいぶというようなところで外皮を切れば腿の肉は胴の肉と離れているからへらで腿の肉を押開おしひらくとその下に腸が見えて薄いまくが腸をおおっている。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
鼠蹊部そけいぶの上に膿傷のうしやうが出来て、どうにも手術をして、排膿用のゴム管をし込まなければならなくなり、非常の容態になつたが、邦子はじいつと病気に耐へて手術もしないで
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)